HOME > 教育研究 > 研究発表会 > 研究発表会2017 > 研究発表会2017_2

 皆様におかれましては, 益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 本年の研究発表会も、多様の授業を通じて、子どもが自信を育む契機となる学びを追求します。教師は概ね、それぞれの自信を育んだ専門領域を足場にしつつ、領域やディシプリンの分断などもとより存在しない教室に入ります。修養の阿字門を出でて、浄土の阿字門に入る。皆様にご議論いただければ幸いです。
   校長 松浦 執

概要

日時 平成30年2月3日(土) 9:20-17:00
場所 東京学芸大学附属世田谷小学校
   東京都世田谷区深沢4-10-1
後援 東京都教育委員会
   世田谷区教育委員会

8:45- 受付
9:20- 全体提案/本時の見所
9:50- 公開授業Ⅰ[授業、協議会]

13:10- 教科提案/本時の見所
13:40- 公開授業Ⅱ[授業、協議会]

15:55- 全体協議会

-17:00 閉会

公開授業Ⅰ 9:50-10:35

総合学習(国語的活動) 第1学年 西川 義浩
「ゆうき」ってなんだ?!

 朝の会で「勇気100%」を歌うことが大好きな子供たち。そもそも勇気って何だろう。積極的に何かに挑むこと?それとも・・・。どんな勇気があるのか,様々な人に,テクストに,過去の自分の経験に,きくことから,まだまだ自分が知らない勇気の存在に気づいていく。言葉を用いて,情報を集めたり,整理したりすることを通して,「勇気」という言葉の概念拡張をねらう。

講師・共同研究者 福山市立大学 森 美智代 先生

国語 第4学年 福田 淳佑
考えよう 深めよう わたしの言葉

 身近な言葉や日常的に使っている言葉。改めて考えたとき、自分たちはそれらの言葉を、どんな時に、どうやって使っているのだろうか。この思いが単元の出発点になる。言葉の語源は? 好きな本の中ではどのように使われている? 友達はどんな使い方をしている? 様々な問いと出合い、解決していく中で、言葉に敏感になっていく子どもたちの姿を期待している。

講師・共同研究者 東京学芸大学 中村 和弘 先生

算数 第3学年 栗田 辰一朗
はしたの量

※学級閉鎖により本授業は中止とさせていただきます。

 はしたの量の大きさを表す経験は、第3学年においてどのように発展していくのだろうか。1L5dLは1.5L,3㎝2㎜は3.2㎝などと整数を用いて複名数で表してきた経験は,小数を用いて単名数で表すことによって,より簡潔な表し方に発展する。その一方で、分数を用いてはしたの量の大きさを表す場合、第2学年で等分したものの大きさを分数で表した経験を,どう発展させれば子どもの学びへの自信を育むことにつながるのだろう。

講師・共同研究者 弘前大学 中野 博之 先生

理科 第5学年 堀井 孝彦
ものがうごくってどんなこと?-振り子の運動-

 古くからアクティブラーニングが行われてきた小学校理科だけではなく,近年,高等学校や大学の物理においても,国際標準スタイルの現代版アクティブラーニングが急速に拡がりつつある。その特徴の一つとして,生徒・学生の認知的葛藤の重視が挙げられる。認知的葛藤は,子どもの学びをより高次なものへと導く一つの関門である。それを乗り越えてこそ,自信をもって追究しながら学び続ける子どもが育ち,主体的・対話的で深い学びが成立する。

講師・共同研究者 北海道大学 鈴木 誠 先生

理科 第6学年 河野 広和
卒業研究

 小学校の学びの集大成となる「卒業研究」を行う。テーマを選ぶこと、解明に見通しをもつこと、結果を考察し次の方向を決めることなどの問題解決のスキルだけでなく、それらを支える社会性や探究心、好奇心といった「自信」につながる態度も研究には欠かせない。子どもたちがもっているスキルと「自信」を存分に発揮し、互いの研究に資する機会を設けることで、学級をより知識創造コミュニティとし、一人一人が育つことを願う。

講師・共同研究者 北海道大学 鈴木 誠 先生

総合学習(造形的活動) 第1学年 大櫃 重剛
「3くみしょうてんがい」わくわくニュース

 自分たちの興味ある活動を朝の会で提案することから始め、友達と計画したり、試行したりする中で「3くみしょうてんがい」に向けて期待感を膨らませてきた子どもたち。それぞれの取り組みの楽しさやよさに自信を持ち始めている反面、どうすれば他のこの「わくわく感」を友達へ伝えることができるのか悩んでいる。身のまわりにある情報を発信する手段を調べながら、形や色、表現方法さらに言葉のもつ力について考えていく。

講師・共同研究者 東京学芸大学 西村 德行 先生

体育 第3学年 木村 翔太
スポーツを拡げる

 「生涯スポーツ」を標榜する体育授業においては、それぞれの種目についての技術や戦術を身につけたりしながら、スポーツ経験を積み上げたり深めたりしていくことだけではなく、パラリンピックやインクルーシブスポーツ等にイメージされるような、様々な「ひと・もの・こと」の中にスポーツをプレイする体験も大切である。今回は、「スポーツを拡げる」ということをテーマに授業を行ってみたい。

講師・共同研究者 東京学芸大学 鈴木 聡 先生

健康教育(食育) 第5学年 今 里衣・佐藤 文恵
受け継がれる食材‐味噌の未来‐

 味噌は,大豆の学習や味噌づくりをはじめ各校の食育活動で実践されている学習の一つである。当たり前のように存在している味噌は,子どもたちが大人になったときの未来の食生活においても受け継がれていく食材なのだろうか。多様化していく日本の食生活の中で失われていくものもある。古くから受け継がれている日本の味噌について知り,なぜ味噌は受け継がれているのかについて考える。

講師・共同研究者 東京学芸大学 南浦 涼介 先生

総合学習 第2学年 宮田 浩行
自分をみつめて〜自分の成長とまわりの○○〜

 自分自身のことを見つめることができるようになってくる2年生。今の自分の成長には、まわりの○○と自分との関係のなかに生まれる意味が必要不可欠である。「ひと」「もの」「こと」との関係性に目を向けて、立ち止まり、じっくりと意味を考えることで、自分の成長や「これから」が見えて来るだろう。その子なりのこだわりや背景を大切にしながら「その子をよりその子らしくする」ことを大事にしていきたい。

講師・共同研究者 元大田区立久原小学校 校長 清水 一豊 先生

公開授業Ⅱ 13:40-14:25

国語 第6学年 清水 良
長編物語に挑戦してみよう

 物語を読むことを通して,人物の心情や情景,語り手など様々な対象に迫ることができるようになった子ども達。同時に,「自由」「正義」「怖さ」など,物語から受け取るテーマに対しても語り合いを通してきくことができるようになってきた。そこから、6年生の最後に長編物語に挑む。彼らが紡いでいく言葉の中に,「揺るがない核となる自分」と「揺さぶられる謙虚な自分」のせめぎ合いが生まれるだろう。

講師・共同研究者 福山市立大学 森 美智代 先生

社会 第5学年 松本 大介
私たちの暮らしと情報

私達は,テレビ,ラジオ,インターネット,新聞,雑誌,本,SNSなどから発信され続けている膨大な情報を意識的にも,無意識的にも受信している。私たちは、その情報をもとに考え、行動している。つまり、情報を受信した私たち一人一人の動きが社会に大きな影響をあたえているのである。子どもたちも,その社会の中で暮らしている。異なった経験をし,いろいろな思いや価値をもった子どもが集まっている教室で,一人一人が自分の思いや価値を語り合い,仲間と聴き合うなかで,「情報を受信する責任とは何か」を子どもたちと追究していきたい。

講師・共同研究者 帝京大学 鎌田 和宏 先生

算数 第6学年 永山 香織
正比例 反比例

 単元の導入を比例の活用も問題場面から入り、解決方法を振り返ったり、比例の場面から反比例の場面をつくったりしながら、比例と反比例の関係を捉えていくような単元構成を計画している。これまでの学習を生かしながら、6年間の学習を振り返ることを大事にして、比例や反比例の関係を捉え解決していくことを学ばせたい。

講師・共同研究者 弘前大学 中野 博之 先生

理科 第4学年 梅田 翼
すがたをかえる水

 第4学年では、水に関する学習を複数の単元で行う。また、社会科の授業においても飲料水や下水について学んでいく。さらには、次期学習指導要領で「雨水の行方と地面の様子」という単元が加わり、その傾向はますます強まってきた。それぞれの学習を単元や「粒子」「地球」という領域で完全に区切るのではなく、関連させながら学ぶことで、常に新たな目標を自ら創出していくような主体的に学ぶ児童の姿を引き出していきたい。

講師・共同研究者 北海道大学 鈴木 誠 先生

音楽 第5学年 森尻 彩
わたしたちの音楽会

 仲間とつくる器楽合奏。5年生はこれまでの経験をいかしながら、今までより難しい曲に挑戦をする。教師は、5年3組の全員で選択した音楽に、それぞれが向き合っていけるような手立てを重ね、音楽表現を支える自信のあり方を見とっていく。子ども達が、自分自身や仲間に音楽を通じて向き合い、よりよい演奏を目指す姿を期待する。

講師・共同研究者 東京未来大学こども心理学部 竹内 貞一 先生

図画工作 第4学年 武田 渉
たのしくつなげよう

図画工作科における自信とはなんだろうか。図画工作科では自分の感じたことや考えたことをもとに、意志をもって活動に取り組むことが大切であり、それが自信をもって学んでいる児童の姿であろう。日頃の授業では、個々の思考や表現活動を充実させた上で、他と関わらせながら、より意欲的に造形活動に取り組ませたいと考えている。本授業でも、関わりの中で自信をもってつくりだしていく姿を見ていただきたい。

講師・共同研究者 東京学芸大学 西村 德行 先生

体育 第5学年 久保 賢太郎
時間を操りチャンスつくれ!3×3

 ハーフコートの3対3で行われるバスケットボール型のゲーム。限られた空間でシュート局面を作り出すために「時間の攻防」に着目する必要がでてくる。「今までよりも少し難しい、でも、もう少ししたらできそう」ことへ挑む子どもたち。核となる知識は同じですが、それらを活用して「ゴール」という山頂へと登るルートはチームによって様々である。子どもたち自身が協働しながら学習をデザインしていく様子をご覧ください。

講師・共同研究者 東京学芸大学 鈴木 聡 先生

総合学習(健康) 第2学年 丸田文子・金澤磨樹子
からだを使って「からだ」を学ぼう

 体格測定の時のお話、保健室での手当の時感じたこと、メデイアで読んでもらった本…。自分や仲間の事実と結びつけて考えるとつながっている。毎日の生活の中にすでにある「不思議」。自分の「からだ」について語れる力、受けとめる力をつけるために、からだを使って、からだで楽しむ出会いをしよう。

講師・共同研究者 東京学芸大学 南浦 涼介 先生

総合学習(道徳的活動) 第2学年 面川 怜花
自分らしさを生かして

「みんなの力を合わせて一つのものを創り上げよう~劇~」「はたらく人調べをしよう」という総合学習を通して新たに生まれた疑問「自分ができることってなんだろう」から、「自分らしさってなに?」について考える。自身が見る自分、他者を通して見える自分など様々な視点から見つめ直し、自分の特徴とじっくり向き合う。そして、その自分を支えるモノは何かを考えていく。子どもが総合的に学び続ける姿から道徳科の在り方を探る。

講師・共同研究者 東京学芸大学 永田 繁雄 先生

総合学習 第4学年 沼田 晶弘
KTKT(勝手に東京観光大使)

 本単元では“勝手に”東京都の観光大使に就任し,2020年に行われる東京オリンピックを訪れるお客様をターゲットに,東京都の魅力を伝えることをゴールとして活動を進めていく。インターネットの発達で,情報収集が手軽にできるようになった近年,集めた情報を活用し自分たちの考えをもつことが重要と考える。【課題設定】→【調べる】→【考察】のサイクルを繰り返し,お客様のことを考えながら発表を行い,学びを深めていく。

講師・共同研究者 元大田区立久原小学校 校長 清水 一豊 先生

全体協議会 15:55-16:55

講師・共同研究者

東京大学大学院教育学研究科 准教授
藤江 康彦 先生

事前申し込みをお願いします。

事前申し込みが必要です。当日申し込みはございません。

  • 授業会場によって参観可能な人数に限りがございますので、申し込みを締め切らせていただくことがございます。
  • 参加費は無料です。
  • なお、本研究会は教員及び研究者等の教育関係者を対象にしています。教育関係者の方のみの参加させていただきます。

申し込み期間:12月7日から2月2日 正午まで

参観者のみなさまへ

  • 研究会での撮影・録音はご遠慮ください。
  • インフルエンザ等で研究会の予定が変更となる場合は、当ホームページにてお知らせいたします。事前にご確認ください。
  • お弁当の販売はございません。

お問い合わせ

東京学芸大学附属世田谷小学校
TEL:03-5706-2131
FAX:03-5706-2144
副校長 栗原
研究会担当 齊藤・久保

印刷用 開催概要 PDFファイルLinkIcon