校長挨拶

大井田義彰(おおいだ よしあき)

 皆さま、こんにちは。2020(令和2)年4月から本校校長を務めることになりました。本校とはなぜか縁あって、2012(平成24)年に退任して以来2度目の校長職ですが、初心に返って、何より子どもたちのため精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 ちなみに、私は勤務先の東京学芸大学では日本語・日本文学研究講座に所属し、日本の近現代文学を教えてきました。ですから、本校の子どもたちにもぜひとも詩や小説、物語を読む楽しさを身に付けてほしいと願っています。もちろん、子どもたちの将来を考えれば、今やデジタル情報との上手な付き合い方を学ぶのは避け難い、というより必須のことですが、それでもその一方でじっくりと本を読み、自在に想像力を働かせるのはとても大事なことだと思います。
 1873(明治6)年、東京府庁の構内に設置された小学校教員講習所を淵源とする本校の歴史と伝統については、皆さま、すでにご存知かと思いますが、他方で本校は国立の実験校として、常に時代に先んじた先駆的教育を模索してきました。詳細はこのホームページの該当箇所などでご確認いただきたいのですが、現在も文部科学省より研究開発校の指定を受け、「自分deラボ、みんなdeラボ」と題した学級制度の抜本的な見直しを含む教育課程の研究を始めていて、本年度で2年目を迎えます。残り3年で何とか目に見える成果を挙げて、日本の小学校教育のあり方そのものに一石を投じたいと考えています。
 本年度は昨年度末から続く新型コロナウイルス騒動により、始業式さえまともには実施できないありさまで、皆さま方もさぞご不安になられていることかと思いますが、残念ながら学校再開までにはもう少し時間がかかりそうです。本校でも附属学校運営部の指導のもと、教職員一同全力を挙げてこの未曾有の危機に対処してまいりますので、ご理解ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
 最後に皆さま方のご健康を祈念し、着任の挨拶とさせていただきます。