令和7年度
東京学芸大学附属世田谷小学校
研究発表会
研究主題
「学びを自分でデザインする子ども」を育む教育課程の創造
~Laboratory、Home、Classにおける学習環境デザイン~
開催日時・会場
2026年 2月7日(土) 8:00~16:00
東京学芸大学附属世田谷小学校アクセス
事前予約制
参加費
2,000円
ご挨拶
本校では、未来社会を創造的に生きる「学びを自分でデザインする子」を育成するための学習環境や教育課程のあり方として、令和元年度から「Laboratory」「Home」「Class」の3つの取り組みを重ねてきています。
令和6・7年度は、教育課程特例校としての実践に落とし込んで、一般の学校での実施にも活かせる形を意識して進めています。
生活の基盤となるHomeで身につけた、様々な個性を受け止めて尊重できる態度、共に過ごす全員を活かそうとする姿勢が、Class授業の場面でも発揮されることや、教員の意図のこもるClass授業の展開がそれによりどう変化するかについて、関心を持って本校教員が臨む様子をご覧下さい。
また、近年多くの学校で実施されている「異年齢交流を主とした縦割り活動」と、「学校生活の基盤として家族のような関係で過ごすHome活動」との差異も、皆さまに酌み取って頂けると、嬉しく思います。
ご参集の皆さまから、様々なご意見を賜れれば幸いでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
内容及びタイムスケジュール
| 8:05 | 受付 |
| 8:20-8:30 | 研究全体提案 |
| 8:35-9:05 | Homeの公開授業 |
| 9:10-9:55 | Classの公開授業 |
| 10:10-11:10 | Laboratoryの公開授業 |
| 休憩 |
|
| 12:30-13:25 | Classの協議会 |
| 13:30-14:30 | Home/Laboratoryの協議会 |
| 14:40-15:20 | 講演 東京大学大学院 藤江康彦先生 |
| 15:30-16:00 | アンケート |
Class 公開授業
| Class | 教科 | 授業者 | 活動名・単元名 |
| 1-1 | 低学年総合(生活的) |
梅田翼 | ふゆと たのしもう |
| 1-3 | 低学年総合(算数的) |
稲垣悦子 | わかりやすくせいりしよう |
| 2-1 | 低学年総合(図工的) |
数牛勝太 | おはなしのまど |
| 2-2 | 低学年総合(体育的) |
佐藤文恵 | けんこうって何だろう? |
| 2-3 | 低学年総合(生活的) |
稲垣悦子 | わたしたんけん~大きくなった自分をふりかえろう~ |
| 3-1 | 体育 |
木村翔太 | ボールゲーム |
| 3-2 | 図画工作 |
武田渉 | ふしぎな乗りもの |
| 3-3 | 国語 |
三浦剛 | モチモチの木 |
| 4-1 | 国語 |
土屋晴裕 | 自分の経験と結びつけて考えたことを伝え合おう |
| 4-2 | 算数 |
栗田辰一朗 | 小数のかけ算とわり算 |
| 4-3 | 音楽 |
小山貴裕 | 歌に込める思いを表現しよう |
| 5-1 | 体育 |
長坂祐哉 | ルールの検討と合意 |
| 5-2 | 社会 |
宮田浩行 | 国土の自然とともに生きる |
| 5-3 | 外国語 |
名渕浩司 | Lesson 6「It is in Fukui.」 |
| 6-1 | 国語 |
髙橋達哉 | 海の命 |
| 6-2 | 理科 |
河野広和 | 燃焼の仕組み |
| 6-3 | 社会 |
岸野存宏 | 戦争と人々のくらし |
Laboratory 公開授業
読書家Lab.
授業者 髙橋達哉
「ミステリー小説にはどのような伏線があるのか?」とミステリー作品を分析する子ども、「詩、絵本、物語、それぞれのジャンルで使われることが多い表現技法は?」と文学的な表現に着目をする子どもなど、読書に関わる探究活動に取り組む子どもたちの研究室です。
絵画Lab.
授業者 武田渉
自分の表したいことに向かって、形や色を試しながら「描くこと」を探求するラボです。材料を比べたり、用具を工夫したり、技法を磨いたりしながら活動します。また、ときどき資料を集めたり、友達と話し合ったりしながら自分の力にして、自分の好きな感じを探ります。
食Lab.
授業者 今里衣
Labo前半は協働研究として同じ対象の研究を進めてきました。対象は小麦粉や抹茶の世界です。公開する時期には自分の研究テーマを決めて実験や文献調査を行い、新たな気づきを得ながら「食」の価値観を再構築していくことを目指しています。
プロフェッショナルLab.
授業者 岸野存宏
その人のもつ「専門家の知恵」について、インタビュー(インプット)と映像作成(アウトプット)を往還するという具体的な活動を通して学びを深めていくLab.です。活動を通して、その人のよさを引き出し、作品化し、他者との交流を通して自己の更新が行われる姿を期待しています。
作家Lab.
授業者 三浦剛
言葉で表現することの楽しさや面白さを味わいつつ、自分の考えや思いを形にし、自己の内面を表出することを目標にしています。詩や俳句、短歌、随筆、物語、意見文、論説文など、様々なジャンルの中から自分にとって最適なものを選択して書いたり、よりよい書き方について研究したりしています。
D.I.Y Lab.
授業者 河野広和
売っているものだけが選択肢、選択できることが自由。そんなわけはなく、自分にちょうどいいをつくることができる。またブラックボックスな技術で便利に暮らしているが、それに満足しないで、どうなっているのかと考えることができる。合理的とは程遠い活動。ものができる、技術を身につけるということだけでなく、DIYの精神を味わう時間と空間です。
よのなかとつながるLab.
授業者 宮田浩行
ニュースや新聞などから感じる「?」や「!」をもう一歩自分ごととして深めるラボです。様々なメガネを通して多様な見方をし、自分だったらどうするかじっくりと考え、よのなかとつながるクセをつけられるようになってほしいと願っています。
HIPHOP 研究所
授業者 長坂祐哉
文化としてのHip Hopを対象に,四大要素であるダンス,ラップ,DJ,グラフィティ・アートだけでなく,歴史やファッション,食など様々な視点で研究しています.文化の面白さを享受し,自らの手で創造・発展させていくことによって,世界が面白くなるのではないでしょうか?
心Lab.
授業者 名渕浩司
このラボでは、科学的に誰もが納得する「心あるある」を見つけていくことを目指します。悩みがある、こんなときどうしたらいい?そういった子どものお悩み解決の助けになることを期待します。子ども達は、心理学や統計学などの力を借りつつ、自分だけの「心あるある」を見つけられるよう研究を進めます。
自然科学英文読解Lab.
授業者 堀井孝彦
母国語に加えて外国語を使うことが必須の時代となりました。ところが,英文で書かれた本は敷居が高いのも事実です。そこで,英語圏の児童を対象とした,図や写真が豊富な科学百科事典を読解し,結果として,「英語で科学がワカルこと」への実感を目指すラボです。
音楽深掘りLab.
授業者 小山貴裕
音楽と社会、音楽と言語・・・音楽+〇〇で音楽の世界を深掘りするラボです。ジャンルは問わず、クラシック、ポップス、野球の応援歌、BGMとサウンドロゴ・・・自分の興味のある音楽や音について疑問を持って深掘りをしていきます。
みぢかな生物Lab.
授業者 梅田翼
私達の身の回りに見ることができるたくさんの生物を対象とした研究室です。子どもたちの興味や関心に合わせた視点で、それらの生物をみることで生まれてくる疑問や問いを追究していきます。
過去から未来Lab.
授業者 栗田辰一朗
身の回りのものやことについて、時間軸で見る研究室です。昔はどうだったのか、どのように変わってきたのか、変わらないものはあるのか、それはなぜかと過去を見つめます。そうだとしたら、未来はどう変わっていくのか、変わっていくべきなのか、未来を見つめ、考えることで学びを深めていきます。
3年生学年ラボ
授業者 稲垣悦子・瀧藤潤・土屋晴裕・難波怜央
3年生はLaboratoryごとのテーマを設けず。子ども一人ひとりが課題を設定し、学びをデザインしていきます。4人の教員で担当し、多様な研究課題を持った子どもが集まるようにグループ編成をしています。研究の進捗を通して、当初の課題から徐々に変容していく子どもにも寄り添いながら、学びを発展させようとする姿を後押ししていきます。
参加申し込み方法
下記のリンクよりお願いします。
準備中
2025年12月18日から申し込み開始します。
しばらくお待ちください。
■受付期間■
2026年2月6日(金)17:00まで
* 事前申し込みをお願いします。当日申し込みはございません。
* 参加は教育関係者に限ります。
* 人数に限りがございますので、申し込みを締め切らせていただくことがございます。
* 学級閉鎖などで授業の予定が変更になる場合は、本校ホームページでお知らせします。